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デザイナー検定試験問題集4

第3科目 服飾知識

 

問題1

戦後30年の日本のメンズファッションは、1950年代アメリカファッション一辺倒の時代に始まり、1960年代のヨーロッパファッション移入の時代を経て、1970年代にはヨーロッパファッションが定着したとされているが、各年代にあらわれた次の各スタイルの説明文で正しいものに○印、誤っているものには×印をつけて答えなさい。

 

 アイビー・リーグ・モデル…肩幅の狭い自然肩で、全体に細身のシルエット、上着丈はやや短く前裾はやや大きめにラウンドカット

 アメリカン・ナチュラル…自然肩で前は間隔の広い3つボタン、上2つ掛け衿幅は細く前ダーツが取られている。バックはフックベントで全体にスリムなずん胴型シルエット

 フレンチ・ヨーロッパスタイル…広めの肩幅、胸周りはやや広くハイウエストで胴に軽い絞りをきかせている。裾のフレアも控え目で三つ揃いが中心

 ブリティッシュ・スタイル…肩幅広く裾に行くにつれてすぼまった上衣と先細りのズボンを合わせたバギートップと呼ばれる逆三角形のシルエット

 

 

問題2

次の服飾用語について正しいと思われる解説を組み合わせて記号で答えなさい。

キュロット、モーニングカット、バーガンディ、テーパード、フィッシュマウス、ドビークロス、バイアス、クオリティー、リバーシブル、ラペルドベスト

 

 ズボンの裾を後ろ斜め下へカットしたもの

 背広の衿型の一種

 身についてほっそりした

Ⅳ 赤ブドウ酒の色

 乗馬ズボン

 生地を斜めに裁断して使うこと

 地紋柄のある綿布

 襟付きのチョッキ

 品質

 両面使いの

 

 

問題3

次にあげる著名デザイナーの紹介文で関係あるものを記号を組み合わせて答えなさい。

アンジェロ・リトリコ、ハーディー・エイミス、ピエール・カルダン、ジョン・ワイツ、ニノ・セルッティ

 

 人間愛を題材にした中庸の紳士服つくりを目指す英国メンズファッションの大御所

 男っぽいエネルギーの表現が身上でイタリアン・エレガンスを発表し続けるデザイナー

Ⅲ 異端のデザイナーといわれるほどモダン感覚のデザインが得意。1967年に発表したパゴダラインは特に有名

 イタリアの生地屋の息子がフランスの一流デザイナーで活躍。柔らかい生地で作った男女ペアの作品が美しい

 機能性を徹底的に追求したアメリカのデザイナー。最近はヨーロッパで多店展開した企業家でもある

 

 

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デザイナー検定試験問題集3

第2科目 洋服素材 

 

問題1

次にあげる毛織物の説明のうち正しいものに○印、誤りには×印をつけて答えなさい。

 

 ホップサック…ビールの原料ホップを入れる麻袋の布地の組織に似ていることから生まれた名前といわれ、たて糸1本、よこ糸2本で織られる斜子の織物

② ベアロ…代表的な梳毛織物で表面は光沢がありなめらかで、女学生のコートに多く使われる

 サンクロス…経(たて)糸に緑、緯(よこ)糸に赤など、異なった対照の著しい色に染めた糸を使い分けて織った綾織物。見る方向により、色相が異なる玉虫効果のある布地

 カシミアドスキン…フォーマルウェアに多く用いられる素材で表面がカシミア織、裏面がドスキン織の2種類組織になっている

 アムンゼン…梨地風に糸筋とか組織による方向性のないように工夫された織物。ジョーゼットも同じ組織

 

 

問題2

IWS(国際羊毛事務局)のキャンペーンに「生きている、それがウールなんだ」とありますが、この言葉は羊毛のどんな性質をさしたものか。次にあげる説明文のうち正しいものに○印、誤っているものに×印をつけて答えなさい。

 

 繊維がスプリングのように縮れている性質

 水をはじく性質と水分を吸収する性質を同時に備えている性質

 乱暴に洗濯するとフェルト化し縮む性質

 19種のアミノ酸でできているので燃えにくい性質

 一定の水分と熱でセットされる性質

 

 

問題3

次にあげる名称の各グループは毛織物に関連した種類を示している。()内に下記の語群のうちから適当なものを一つ選んで記入しなさい。

 

 ヘアライン、ハウンドトゥース、ダイヤゴナル: ()の種類

 ブラックフェース、シロップシャー、カムバック: ()の種類

 カシミア、アンゴラ、アルパカ: ()の種類

 フィラメント、スパン、杢: ()の種類

 ジャカード、ダブルクロス、朱子: ()の種類

 

語群: 羊、織、糸、山羊、柄

 

 

問題4

次にあげる用語の内容を正確に説明しなさい。

 

 四八番双糸の毛糸

 スーパー100の毛織物

 

 

問題5

次の表にあげる3種類の繊維について、性能順位(1、2、3)を記入しなさい。

 

羊毛 

綿 

ポリエステル 

比重 (重い順位) 

 

 

 

吸湿度 (水分を含む力の順位) 

 

 

 

引張強度 (強さの順位) 

 

 

 

摩擦強度 (強さの順位) 

 

 

 

 

 

 

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デザイナー検定試験問題集2

第1科目 服装史

次の問題について正しいものに○印、誤りには×印をつけなさい

 

 

問題1

ゲーテの色彩論は有名で「光学への寄与」(1791)、「色彩学のために」(1810)の著作がある。このゲーテの色彩論の20世紀における継承者はオスワルト表色系で有名なウィルヘルム・オスワルトである

 

問題2

タキシードは19世紀初め北アイルランド、オレンジカントリーの「タキシード・パーク・クラブ」のユニフォームとして着用されたのが起源で、アメリカではカクテルジャケット、フランスではサドルジャケットと呼ばれる

 

問題3

19世紀中ごろ、それまでのファッションをリードしていたのは宮廷貴婦人であったが、自分のデザインを売る近代オートクチュールを創始したのは、イギリス人シャルル・ウオルトである。このオートクチュールのメッカ、フォーブルサントレノ通りはロンドンにある。

 

問題4 

ジーンズの起源は1900年パリ出身のジャック・ドゥーセがアメリカ・テキサスのカウボーイのために、テント用のキャンバス地で丈夫な作業ズボンを作ったことにはじまる。

 

問題5 

オリンピックの入場式に象徴される”ブレザー”の起源は100年前頃、アメリカのミシシッピー川の蒸気船の船員が真紅の上着を着て人気を博したことにはじまる。

 

問題6 

フランス語のプレタポルテ(Pret a Porter)は英語のレディ・トゥ・ウェア(Ready to Wear)をフランス語に直訳したもので、戸口(Porte)でも、すぐ(Pret)買えるの意で、フランス語にすでにあった既製服、コンフェクション(Confection)と区別するために造られた新しい用語で、一説には1947年、クリスチャン・ディオールがアメリカの業者に自分のデザイン、名称で製造させたのがはじまりともいわれる。

 

問題7

外国服装を政令によって正式にわが国の征服に取り入れたのは、飛鳥奈良時代の大化改新(大宝律令)による三公服(礼服・朝服・制服)と、明治5年11月12日に公布された洋服採用の太政官布告第339号である。

 

問題8

キングオブメンズコートと呼ばれ、男子コートの代表的なものとされる「トレンチコート」は第二次世界大戦中に塹壕(トレンチ)戦用にドイツ陸軍が開発した防水加工のコートである。

 

問題9 

1967年アメリカのでデヒター博士が提唱したピーコック・レボリューション(孔雀革命)はダーク調一色のメンズファッションに一大色彩革命を呼び起こし、カジュアル化、カラフル化に強い影響を与えた。

 

問題10

1970年代のアメリカファッション業界に一大センセーションを巻き起こし、世界に素材によるファッション変革の原動力となったウルトラスエードは1974年度、コティ賞、総合栄誉賞受賞のグランプリデザイナー、ロイ・ホルストンによって紹介された東レ・エクセーヌである。

 

 

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